2012年2月 8日

当時、私はまだ学生でした。

友達のカーの助手席に乗り、その友人の大好物である『一番ラーメン』へ

向かう途中だった。

友達があのラーメン屋を知っているかと窓の外を指差す。

視線を向けると飛び込んできたのは、『ハンサムラーメン』という看板。

ハ、ハンサムラメーン！？

な、なんてネーミングだ。

友達の話によると、ハンサムしか飲食出来ないという。

あー恐ろしい。

儲け度外視のお客の限定の仕方。

ハンサムという位だから、女性は問題外か。

男の中でハンサムと言ったら、一つまみ。

しかも基準がわからん。

店員が決めるのか、自分が言い張るのか。

友達は友人と行き、その友人は入店できなかったらしい。

なので食べずに帰ってきたというのだ。

そもそも、そんな試練を乗り越えて食べる権利を得るそのラーメンの味はハンサムなのか。

 

数年後、その友達が結婚し、結婚式で言われた。

「〇〇君、そーいえばハンサムラーメンのハンサムしか食べれないという話、アレ嘘だから。」

なっ！？

嘘なの！？

そんなに長引かせる嘘ななの！？

せめて、その日中に嘘だって打ち明けてくれれば良かったのに・・・。

一体、何年信じてたんだよ・・・。

 

しかし、そういう私はその友人に、

私の家には業務用の大きなFAX＆コピー機があると嘘をついたままだ。

 

浦和県庁通り店でした。

 

 

 

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